CONTENTS
「競合他社との違いを、もっと分かりやすく伝えたい」
「良い商品やサービスを持っているのに、なかなか選ばれない」
「価格を下げる以外の方法で、会社を差別化したい」
そんな企業にとって、重要な武器になるのがデザインです。
しかし、ここで一つ注意したいことがあります。
デザインで差別化するとは、単純に「おしゃれなデザインにする」ことではありません。
ロゴを変える。
Webサイトをリニューアルする。
広告をきれいにする。
イラストを入れる。
それだけでは、本当の意味での差別化にはつながらないことがあります。
大切なのは、
「自社にしかない価値を見つけ、それをデザインによって分かりやすく、印象的に、そして一貫して伝えること」
です。
市場に似た商品・サービスが増え、価格や機能だけでは違いを伝えにくくなった今、デザインは単なる「見た目を整える作業」ではなく、企業の価値を伝えるための重要な経営資源になっています。
本記事では、デザインによる企業の差別化について、
- なぜ今、デザインが差別化に重要なのか
- デザインで差別化できるポイント
- ロゴ・Web・広告・イラスト・キャラクターの役割
- 失敗しやすいデザインの考え方
- AI時代におけるデザインの価値
- デザイン会社を選ぶときのポイント
まで、企業の実務に役立つ形で分かりやすく解説します。
「もっと選ばれる会社になりたい」と考えている企業担当者・経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- デザインで差別化するとは?
- なぜ今、企業にデザインによる差別化が必要なのか
- デザインで差別化できる7つのポイント
- ロゴ・Web・広告・イラスト・キャラクターをバラバラにしない
- デザインで差別化するときにありがちな5つの失敗
- AI時代だからこそ重要になる「人間によるデザイン」
- デザイン会社を選ぶときのポイント
- ARK DESIGNが考える「差別化できるデザイン」
- まとめ|デザインは「見た目」ではなく「選ばれる理由」をつくる
① デザインで差別化するとは?
まず、「デザインで差別化する」という言葉の意味から整理してみましょう。
デザインというと、
「きれいにする」
「かっこよくする」
「おしゃれにする」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
もちろん、見た目の美しさもデザインの重要な要素です。
しかし、企業活動におけるデザインの役割は、それだけではありません。
デザインとは、企業や商品・サービスが持っている価値を、相手に伝わる形へ変換すること。
そう考えると、デザインによる差別化の意味が見えてきます。
例えば、同じような商品を販売している企業が2社あるとします。
価格もほぼ同じ。
性能もほぼ同じ。
サービス内容も大きく変わらない。
このとき、
「なぜこちらを選ぶのか?」
という理由を生み出すのがブランドやデザインの役割の一つです。
もちろん、デザインだけで商品そのものの価値を作れるわけではありません。
しかし、
すでに企業が持っている強みを「見える価値」に変えること
はできます。
ここが非常に重要です。
② なぜ今、企業にデザインによる差別化が必要なのか
現代では、多くの商品・サービスが一定以上の品質を持つようになりました。
その結果、
「品質が高い」
「安い」
「便利」
「実績がある」
だけでは、競合との違いが伝わりにくくなっています。
特にWebやSNSでは、競合企業と比較されるまでの時間が非常に短くなりました。
検索結果を見る。
Webサイトを見る。
SNSを見る。
広告を見る。
そして数秒から数分の間に、
「ここに頼んでみよう」
「ちょっと違うな」
という判断が行われます。
だからこそ、
「何を提供しているか」だけでなく、「どう見えるか」「どう感じるか」まで設計することが重要になっています。
デザイン経営についても、単なる見た目の美しさではなく、企業価値や顧客体験、競争力につなげる考え方が重視されています。
③ デザインで差別化できる7つのポイント
では、具体的にどのような部分で差別化できるのでしょうか。
1. 「らしさ」を視覚化する
まず重要なのが、
自社らしさをデザインにすること。
例えば、
- 技術力が高い
- 地域密着型
- 親しみやすい
- 高級感がある
- 革新的
- 職人のこだわりがある
- 若い世代に強い
- 安心感がある
など、企業にはそれぞれ異なる個性があります。
しかし、その個性が言葉だけで終わってしまっている企業も少なくありません。
そこで、
「この会社らしい色」
「この会社らしい形」
「この会社らしい写真」
「この会社らしいイラスト」
「この会社らしいキャラクター」
「この会社らしい言葉」
などへ落とし込んでいきます。
これがブランドの視覚化です。
2. 「誰に選ばれたいのか」を明確にする
デザインは、誰にでも好かれればいいわけではありません。
むしろ、
「誰に選ばれたいのか」
を明確にすることが重要です。
例えば、
20代向けの商品と60代向けの商品では、伝わりやすいデザインは当然異なります。
法人向けサービスと一般消費者向け商品でも違います。
高級ブランドとリーズナブルなサービスでも違います。
つまり、
「万人受けするデザイン」=「強いデザイン」ではありません。
届けたい相手に、
「これは自分のための商品だ」
と思ってもらえること。
それが差別化につながります。
3. 競合と「同じ見た目」にならない
差別化を考えるなら、競合を見ることも欠かせません。
自社だけを見てデザインを決めてしまうと、
「実は競合と似ていた」
ということが起こります。
例えば同じ業界の企業が、
- 青
- 明朝体
- 白背景
- 信頼感重視
- スーツ姿の人物写真
ばかりだったらどうでしょう。
そこにもう一社、
「信頼感を出したいから青色で」
と入っていけば、当然埋もれます。
大切なのは、
競合が何をしているのかを把握したうえで、自社はどこで違いを作るのかを考えること。
です。
4. イラストで「他社にはない世界観」をつくる
ここで、企業の差別化に非常に強い武器になるのがオリジナルイラストです。
写真は現実を伝えることに強い一方、イラストには、
「まだ存在しない世界をつくれる」
という大きな特徴があります。
例えば、
- 商品の使い方
- サービスの仕組み
- 企業理念
- ブランドの世界観
- キャラクター
- 広告ビジュアル
- Webコンテンツ
- SNS
- パッケージ
など、さまざまな場所で活用できます。
特にオリジナルイラストは、既存素材では表現できない、
「その企業だけの世界観」
をつくることができます。
オリジナルイラストの活用について詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。
→ 「オリジナルイラスト制作」への内部リンク
5. 企業キャラクターで「記憶に残る会社」にする
企業キャラクターも、差別化の強力な手段です。
企業名や商品名は、一度見ただけでは記憶に残らないことがあります。
しかし、特徴的なキャラクターなら、
「このキャラクター、あの会社だ」
という記憶につながる可能性があります。
企業キャラクターは、
- 広告
- SNS
- Webサイト
- 店頭POP
- 展示会
- ノベルティ
- パッケージ
- 採用活動
など、さまざまな接点で活用できます。
重要なのは、
キャラクターを作ること自体を目的にしないこと。
そのキャラクターを、
「企業とお客様をつなぐ存在」
として設計することです。
→ 「企業キャラクター制作」への内部リンク
6. 広告デザインで「一瞬で伝える」
広告では、特にデザインの力が重要になります。
なぜなら、広告を見る人は、必ずしも企業のことを知りたいと思って見ているわけではないからです。
SNSをスクロールしている。
Webサイトを見ている。
街を歩いている。
その瞬間に広告が目に入る。
だからこそ、
「一瞬で何を伝えるか」
が重要です。
商品の特徴を全部詰め込むのではなく、
「誰に」
「何を」
「なぜ」
伝えたいのかを整理し、最も重要な情報を視覚的に伝えます。
広告におけるデザインは、
情報を増やすことではなく、情報の優先順位をつけること
でもあります。
7. すべての接点に「一貫性」を持たせる
最後に非常に重要なのが、
一貫性です。
例えば、
Webサイトは高級感がある。
しかしSNSはポップ。
パンフレットは昔ながら。
広告はまた別の雰囲気。
これでは、企業の印象が分散してしまいます。
逆に、
- ロゴ
- 色
- フォント
- 写真
- イラスト
- キャラクター
- コピー
- レイアウト
などに一定のルールがあれば、
「このデザイン、あの会社だ」
と認識されやすくなります。
つまり、
デザインの差別化は、一つのデザインを奇抜にすることではなく、企業のあらゆる接点に「その会社らしさ」を積み重ねること。
なのです。
④ ロゴ・Web・広告・イラスト・キャラクターをバラバラにしない
企業のデザインでよくある問題が、
「それぞれは悪くないのに、全体として見ると統一感がない」
という状態です。
例えば、
ロゴはシンプル。
Webサイトはスタイリッシュ。
広告はポップ。
パンフレットは高級。
キャラクターはかわいい。
一つひとつを見れば問題がなくても、
「この会社は結局どんな会社なの?」
となってしまう可能性があります。
そこで重要になるのが、
デザイン全体を一つのブランドとして考えること。
です。
ロゴを作る。
↓
Webを作る。
↓
広告を作る。
↓
イラストを作る。
という順番ではなく、
「この企業は、どう見られたいのか?」
から逆算します。
その答えを、
ロゴにも、
Webにも、
広告にも、
イラストにも、
キャラクターにも、
反映していく。
これが強いブランドを作る考え方です。
⑤ デザインで差別化するときにありがちな5つの失敗
失敗1|「とにかくおしゃれにする」
最もありがちな失敗です。
おしゃれであることは悪くありません。
しかし、
おしゃれ=伝わる
ではありません。
誰に何を伝えたいのかが分からないデザインは、どれだけ美しくても企業の成果につながりにくくなります。
失敗2|流行をそのまま取り入れる
トレンドを取り入れること自体は悪くありません。
ただし、
「今流行っているから」
だけで採用するのは危険です。
流行は変わります。
企業のブランドは、数年、場合によっては数十年使われます。
だからこそ、
流行+企業らしさ
のバランスが重要です。
失敗3|競合と同じデザインになる
「業界っぽくしたい」
という考えから、競合と似てしまうケースです。
安心感を出した結果、他社と同じ。
信頼感を出した結果、他社と同じ。
高級感を出した結果、他社と同じ。
これでは差別化になりません。
失敗4|全部盛りにする
「これも伝えたい」
「これも入れたい」
「あれも見せたい」
と情報を詰め込んでしまう。
結果、
何が一番伝えたいのか分からない。
デザインでは、
足すことより、削ることのほうが難しい。
ということがあります。
失敗5|デザインだけで問題を解決しようとする
ここは非常に重要です。
商品そのものに問題がある。
サービス設計に問題がある。
ターゲットが曖昧。
価格設定が合っていない。
そんな状態で、
「デザインを変えれば売れる」
とは限りません。
デザインは魔法ではありません。
しかし、
企業の本当の強みが明確になったとき、その価値を何倍にも伝える力
を持っています。
だからこそ、デザインの前に、
「自社の強みは何なのか?」
を考えることが重要なのです。
⑥ AI時代だからこそ重要になる「人間によるデザイン」
そして今、企業のデザインを考えるうえで避けて通れないのがAIです。
生成AIによって、画像やイラストを短時間で作れるようになりました。
これは企業にとって大きな可能性です。
アイデアの可視化。
ラフ制作。
コンセプト検討。
大量のアイデア出し。
こうした用途ではAIが非常に強力な存在になるでしょう。
では、
「もうデザイナーはいらないのか?」
というと、そう単純ではありません。
なぜなら企業が本当に必要としているのは、
「画像」ではなく「目的を達成するためのデザイン」
だからです。
例えば、
「この会社の強みは何か?」
「誰に届けるのか?」
「競合とどう違うのか?」
「どんな印象を持ってほしいのか?」
「広告なら何を一瞬で伝えるのか?」
「このイラストを5年後もブランドとして使えるか?」
こうした問いには、単純な画像生成だけでは完結しません。
AIを使うか、使わないか。
それ以前に、
「何を作るべきなのか」を考えること。
ここに人間のデザイン力があります。
ARK DESIGNでも、AIを敵として考えるのではなく、技術の進化を理解したうえで、
「人間だからこそできる企画・設計・表現」
を大切にしています。
→ 「AIイラストとプロのイラスト制作の違い」への内部リンク
⑦ デザイン会社を選ぶときのポイント
では、実際にデザイン会社へ依頼する場合、何を基準に選べばよいのでしょうか。
1. 「作る前」に話を聞いてくれるか
いきなり、
「どんなデザインにしますか?」
ではなく、
「何のために作るのですか?」
と聞いてくれる会社が理想です。
2. 提案してくれるか
依頼されたものをそのまま作るだけではなく、
「こちらのほうが目的に合うかもしれません」
と提案してくれるか。
ここは非常に重要です。
3. デザインだけでなく用途まで考えてくれるか
例えばイラストなら、
Webだけで使うのか。
広告にも使うのか。
SNSにも使うのか。
印刷物にも使うのか。
看板にも使うのか。
商品化する可能性があるのか。
最初に用途を考えておけば、制作物の設計そのものが変わる場合があります。
4. 修正だけでなく「方向性」を相談できるか
デザイン制作では、
「ここをもう少し大きく」
「色を変えて」
という修正もあります。
しかし本当に重要なのは、
「そもそも、この方向性でいいのか?」
という部分。
そこまで相談できる会社だと、より良い結果につながりやすくなります。
⑧ ARK DESIGNが考える「差別化できるデザイン」
ARK DESIGNが大切にしているのは、
「きれいなものを作ること」だけではありません。
企業の商品やサービス。
そこに込められた想い。
他社にはない強み。
届けたい人。
そして、
「この会社だからこそ選ばれる理由」。
それらを整理し、
デザインという形に変換すること。
それが私たちの仕事だと考えています。
だから、
「イラストを作りたい」
というご相談だけでなく、
「何か差別化したいけれど、何をすればいいか分からない」
という段階からでもご相談いただけます。
例えば、
- オリジナルイラスト
- 企業キャラクター
- キービジュアル
- 広告デザイン
- パンフレット
- Web用ビジュアル
- 商品PR
- ブランディング
- デザインコンサルティング
など。
必要なものだけを単発で作るのではなく、
「企業全体として、どう見せていくか」
という視点からご提案します。
⑨ まとめ|デザインは「見た目」ではなく「選ばれる理由」をつくる
デザインによる差別化とは、
単純に、
「他社よりおしゃれにする」
ことではありません。
大切なのは、
自社にしかない価値を見つけること。
そして、
その価値を、相手に伝わる形へデザインすること。
さらに、
ロゴ、
Webサイト、
広告、
イラスト、
キャラクター、
パンフレット、
SNS、
あらゆる接点に一貫して落とし込んでいく。
そうすることで、
「なんとなく良さそう」
から、
「この会社にお願いしたい」
へ変わっていきます。
価格競争だけではなく、
「この会社だから選ばれる」
という状態を目指す。
それこそが、デザインによる差別化の本質ではないでしょうか。
デザインで「選ばれる理由」をつくりませんか?
「競合との差別化を考えたい」
「自社の強みをビジュアル化したい」
「オリジナルイラストやキャラクターを活用したい」
「広告やWebのデザインを一から見直したい」
そんな企業様は、ぜひARK DESIGNへご相談ください。
まだ具体的な制作物が決まっていなくても構いません。
まずは、
「何を、誰に、どう伝えるのか」
から一緒に考えます。
愛知・名古屋を拠点に、全国の企業様・広告代理店様からのご相談に対応しています。
デザインで、企業の価値をもっと伝わる形へ。
ARK DESIGNは、企業の「選ばれる理由」をデザインします。